概要

エンドクライアントはIT企業。運輸や物流、営業や人材派遣など、自動車を利用するさまざまな業態に向けて安全管理・情報分析をパッケージにしたサービスを提供しています。

当社は、車両の動態管理・運行管理システムのマイグレーション開発に参画。このシステムは、ドライブレコーダー（ドラレコ）やデジタルタコメーター（エンジンなどの回転数を測定する装置）のレンタルサービスに付随しているもので、事故の発生時や、急加速・急停止を検知した際はリアルタイムに通知を発信します。位置情報を用いた日報機能も含まれます。

車載端末の増加や映像の高解像度化に伴い、収集する情報は日々膨れ上がっています。
リアルタイムに収集される大量の位置情報や加速度センサー情報、ドラレコ映像をダウンタイムなしで処理するために、環境構築にはAWSを利用しました。
収集した情報は、専用のWebシステムで管理できます。加速度センサーが一定以上の動きを検知した際のドラレコ映像や、GPSでの移動履歴の解析によって、業務の効率化や安全管理に寄与します。

担当業務

ドラレコやデジタコから収集した各種情報の管理・分析を行うWebシステムのマイグレーション開発を担いました。
オンプレからAWSへと環境を移行するため、現行システムの解析や、事前の技術検証を実施した上での設計・開発となっています。

プロジェクトを振り返って

AWSを利用したクラウド仮想環境での開発のため、事前検証、設計・開発・テスト、リリースまでの全工程において、オンプレ開発との比較の場となりました。

• システム名：動態管理サービス（ドライブレコーダー提供サービス「無事故プログラムDR」オプション）
• プロジェクト期間：2018年1月 ～ 2019年11月
• 当社参画人数：2人（プロジェクト人数：7人）
• 言語、DB、フレームワーク、ツールなど：Jaba、VBA、HTML、JavaScript、PostgreSQL、AWS、Spring Framework